意外と気づかないけど、触ると痛いのが耳たぶや耳の中にできるニキビです。特にピアスをしている人やイヤホンで音楽を聴くことが多い人にとっては、とても重大な問題です。
そこで今回はなぜ耳たぶや耳の中にニキビができるのか、そしてどうしたら早期に治すことができるのかを調べてみました。
耳にニキビができる原因
- 傷に菌が入る
- 汚れが蓄積する
- ホルモンバランスが乱れる
傷に菌が入る
皮膚に傷ができると丁寧に手当てをしないと不要な雑菌が入り込み、ニキビができることがあります。ニキビではなく、単なる炎症を起こしただけの可能性もありますが、結果的に同じ症状なので問題は同じです。
例えばピアスをしている人は最もこの可能性が高いでしょう。また耳かきの最中にひっかけてしまったり、イヤホンの摩擦で小さな擦り傷ができてしまったりするケースもあります。
汚れが蓄積する
汚れがたまるとアクネ菌が繁殖してニキビができてしまいます。ここでいう汚れは皮脂詰まりよりも、日常生活で耳に付いてしまう汚れのほうが多いです。
例えばイヤホンは汚れの塊と言ってよいでしょう。使用していない時にカバンやポケットの中に入れていれば、埃や小さなゴミなどがイヤホンに付着します。定期的にイヤホンを拭いていれば良いのですが、そうそう手入れをしている人は少ないと思います。
またお風呂上りに耳の中まで綺麗にふいていない人も要注意です。シャワーなどで耳の中に水が入り込んだりすると湿気がたまり、細菌が繁殖しやすくなります。また、汚れが塊になって落ちにくくなります。
さらには、就寝中の枕の汚れがあります。枕は頭皮からでる汗やフケ、日中にも埃が積もっていきます。それだけ汚れた枕に耳たぶが触れれば、汚れが付着するのも当然です。
ホルモンバランスが乱れる
最後にホルモンバランスが乱れて、皮脂の分泌が活発化するケースがあります。この場合は大抵、耳だけでなく他の部位でもニキビができやすいです。
ホルモンバランスが崩れる要因としては、夜更かしをしたり、ストレスがたまりすぎたり、暴飲暴食をしたり、色々あります。特定が難しいため、忙しい毎日を送っている人にありがちなパターンです。
耳にできたニキビの治し方
耳たぶや耳の中にニキビができても放っておいたら治っていたというパターンもありますが、ピアスやイヤホンをつけて音楽をたしなむ人にとっては一日も早く治したいものです。
- 不要に触らない・刺激を与えない
- 清潔を意識する
- 薬を使用する
不要に触らない・刺激を与えない
まず第一に、耳にニキビができたらできるだけ刺激を与えないことです。炎症を起こしている状態でむやみに触れたり、ましてやピアスをつけたり、イヤホンをぐりぐりしたりすれば、炎症は悪化します。
一般的には、安静にして治療に専念すれば2~3日で炎症は鎮まるので、それまで我慢しましょう。
清潔を意識する
清潔にすることで悪化を防ぎ、新たな耳のニキビの予防になります。注意点としては、耳かきをしたり、ティッシュやハンカチで耳の中を拭いたりして、ニキビを潰したりしまわないようにしましょう。
主な対策としてはシャワーを浴びる時に優しく耳をなでるように洗うことです。シャンプーやリンスなどのすすぎ残しがないように心がけましょう。お風呂から上がったら清潔なタオルで耳を抑えるように湿気をとります。
枕カバーは2~3日に一回の頻度で取り換えて洗濯しましょう。またはフェイスタオルを枕に巻いて毎日交換してもよいです。
薬を使用する
ニキビに効く薬は皮膚科やドラッグストアで販売されています。薬を使用することで早期の治療を見込むことができるので、入手できるなら使用したほうが良いでしょう。
皮膚科では塗り薬が処方されるのが一般的ですが、症状によっては飲み薬も併用することを勧められるかもしれません。
市販の薬を使うならばオロナインを使ってニキビを治す方法や、漢方薬を使ったニキビの治し方もあります。
以上の3つを心がければ、耳の中や耳たぶのニキビは綺麗に治すことができるでしょう。少しの辛抱です。頑張りましょう!