触ると痛い唇のニキビの原因と治し方

唇のニキビ

手に触れなくとも「あれ?なんかおかしいぞ?」と違和感を覚えて、よーく見ると赤くふくれている唇のニキビ。膿がたまった唇にできたニキビを下手に潰そうとすると、一層腫れてかゆみも増します。

今回はこのなんともやっかいな唇のニキビの原因と治し方をご紹介します。

ニキビは厳密にいうと唇そのものにはできません。唇と皮膚との境目にできます。完全に唇の上に腫れや水ぶくれのようなものができたら、ヘルペスの可能性が非常に高いです。その場合は皮膚科で治療薬をもらいましょう。

ニキビが唇にできる原因

唇にニキビができる原因は様々ありますが、割合として多いのは次の3つです。

唇にニキビができる原因
  1. 食べ物の残りかす
  2. 胃腸の調子の悪化
  3. ホルモンバランスの乱れ

食べ物の残りカス

最も顕著なのは食事の後に唇に付着した食べかすです。一見見えない汚れですが、食べかすが長時間唇に付いいると、毛穴にアクネ菌が繁殖してニキビができてしまうことがあります。

毎食後歯磨きしている人は、歯磨き粉が唇に付いたままにしていませんか?口の中をゆすげばすっきりしますが、唇や口周りは汚いままです。さらに歯磨き粉にまざった食べかすや歯垢が唇に付くこともあります。

胃腸の調子の悪化

口は人間の消化器官の入り口です。そのため、胃腸の調子が悪化した影響を最も受けやすく、唇はニキビができやすい部位です。

胃腸の調子は肉体的・精神的疲労やストレスの蓄積で悪くなることがあります。また風邪をひいて体の抵抗力が低下している時にも注意が必要です。その他にも、単に暴飲暴食を続けたり、便秘が続くことが原因となる場合もあります。

ホルモンバランスの乱れ

唇の周辺は大きな毛穴が多くあります。そのため、ホルモンバランスが乱れて皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができやすくなります。

ホルモンバランスは夜更かしをしたり、ストレスをため込んだりすると乱れやすくなります。また女性の場合は生理や妊娠中に大きく乱れます。この点に関しては、妊娠中にできるニキビの治し方で詳しく解説しています。

唇のニキビの治し方

唇の場合は通常のニキビの治し方よりも、食べ物に関連するケアに気を付けることが大事です。

唇のニキビを治す3つのポイント
  1. 食後は口周りを水で洗う
  2. 刺激の多い食べ物は控える
  3. 体調を整える

食後は口周りを水で洗う

まず唇とその周囲を綺麗に保つことから始めましょう。朝昼晩の食事の後は必ず水ですすぎましょう。その際は石鹸を使う必要はありませんし、石鹸は唇を乾燥させ、かえって荒れてしまいます。

ナプキンやおしぼりなどは汚れを伸ばすだけで、意味がありません。歯磨きをするならば、かならず最後に口周りに歯磨き粉が残らないように注意してください。

刺激の多い食べ物は控える

唇のニキビに効果的な食べ物は、胃腸と肌に優しい食べ物です。もし胃腸の調子が悪いという自覚があるならば、おかゆに野菜や卵を入れて食べるのがお勧めです。鶏肉(ササミ)を少量入れれば、結構栄養バランスの良いメニューができます。

ハバネロや唐辛子が含まれる食べ物は当然食べてはいけません。炎症がひどくなり、一層腫れてしまいます。また、胃腸の消化器官に負担をかけると口周りの皮膚が荒れ、ニキビの治りも遅くなってしまいます。

体調を整える

ホルモンバランスが乱れないように、意識して体調を整えてください。夜更かしをせずに、毎日決まった時間に寝たり、適度に運動することが大事です。

そして、胃腸が荒れないように、ストレスを適度に発散し、暴飲暴食は控えてください。お酒の飲みすぎ、お菓子や揚げ物の食べすぎにも気を付けてください。

唇は目と同じように体組織が露出していると考えてください。とても繊細な場所です。毎日の丁寧なケアが唇のニキビを早く治す秘訣です。皆さん一緒に頑張りましょう。
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