手汗がとまらないあなた!その手汗の原因は重大な病気のサインかもしれませんよ!糖尿病や感染症など、放置する命に関わる危険な病気の可能性もあるのです。
どんな人でも暑ければ汗をかきます。仕事や勉強に集中したり、プレゼンテーションなどで緊張する時にも汗をかきます。体が冷えるか、仕事や勉強、プレゼンテーションが終われば手汗も止まります。
しかし、手汗が止まらない場合は、手掌多汗症であることが考えられます。
- 特定の原因がない原発性多汗症
- 重大な病気や薬物によって引き起こされる続発性多汗症
手汗の原因が見えない原発性多汗症
「原発性」という言葉は、その部位で最初に発症すること、ということです。つまり、手掌多汗症の原因になっているものはなく、始めから手掌多汗症であるということです。この場合の患者の多くは子供の頃から手汗や脇汗を大量に書いていることから、遺伝である可能性が指摘されています。
原発性多汗症である場合は、手汗に向き合って生活することが大事です。汗をかかないような服装をしたり、すぐに手汗をふけるようにハンカチを常備したりします。
手汗の原因が分からないと言っても、「手汗を抑える」という対処法もあります。根本的な解決法ではありませんが、実際90%以上の人が効果を実感しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
最終的な手段としてETS手術があります。神経を切除し汗を出ないようにします。しかし、重大な副作用のリスクがあります。そのため、上述した「手汗を抑える」方法で効果が得られず、どうしようもない場合に考慮されるべき選択肢です。
手汗の原因が重大な病気にある続発性多汗症
「続発性」とはある病気に関連して発生する病気・症状であることを意味します。この場合、手汗が止まらない原因は何か特定の原因があります。しかし、いかに挙げるような重大な病気または症状です。
- 妊娠
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
- 更年期
- 肥満
- パーキンソン病
- 慢性関節リウマチ
- リンパ腫
- 通風
- 感染症
あなたが抱えている 基礎疾患を治せば、続発性多汗症である手汗は止まります 妊娠の場合は出産を終えれば、おさまるでしょう)。しかし、手汗が体の危機を知らせるメッセージであることを気づかずに放置してしまえば、手汗が治らないだけでなく、基礎疾患が悪化して命を落とす可能性も出てくるでしょう。
原発性多汗症にしても、続発性多汗症にしても、皮膚科での治療を受けることができます。日本ではまだまだ多汗症に対する認知が低いせいで、周囲の理解が得られないだけでなく、その本人さえ「自分が多汗症であることを認めない」ことが多いです。しかし、あなたは今すぐに皮膚科に行くべきです。