手汗治療のためのイオン導入

イオン導入

イオン導入は1940年代から、手と足の多汗症を治療するために用いられ始めました。特に医師による処方箋が必要なほど強い制汗剤を使用しても効果が得られない患者に役立ちました。手や足に多汗症を抱えている人々にとって、イオン導入は発汗を劇的に減少させることができます。

ある調査では、イオン導入は多汗症患者の91%に効果があることがわかりました。そして別の調査では、効果が出た人はイオン導入で発汗の81%を減少させることができることもわかりました。手汗の治療法として非常に効果があることが実証されています。

イオン導入の施術

イオン導入の医療装置は、比較的底が浅い容器を用います。容器に水を入れて微弱の電流を流します。その容器に手を入れて、皮膚の表面に電流を通します。イオン導入による重大な副作用はありません。

しかし、わきは身体の構造的に容器にひたすことが困難なため、イオン導入は用いられることはほとんどありません(一部の人々は成功しているようですが)。

イオン導入の治療と効果について

実際のイオン導入の治療法は多少変化しますが、専門の医師の指示に従うようにしてください。通常は片手または片足ごとに行います。そしてイオン導入装置が水を通して微弱の電流を送る間(約20~40分)、水で満たされた容器に手または足を浸しておきます。

望ましい効果がでるまで、通常は1週間で3回ほど繰り返し治療は行われます。汗が出なくなる(乾燥する)ようになったら、1週間で1回ほどの頻度に減らしていきます。そして再度発汗が始まらないように、定期的にイオン導入治療が行われます。ですからイオン導入の治療に関しては医師との相談を密に行い、多汗症の状況を把握しながら治療を進めることが大事です。

時々、一部の地域の水道水がイオン導入に使用するには「軟らかい」場合があります。つまり、電流が水中を伝達しにくく、皮膚に届きにくいことがあるのです。この場合、スプーン1杯の重曹を水に加えて対処することができます。

さらに、もし水道水または重曹を加えた水道水を用いたイオン導入で望ましい効果が出ないならば、多汗症に効果がある処方薬(例えば抗コリン薬)を砕いて水に加えてみましょう。ほとんどの場合はうまくいき、イオン導入の治療の効果がでるようになります。