どうしてニキビができるのか?
もっとも根本的な疑問です。ニキビができるメカニズムがわかれば、今まで何となくしていたニキビケアも納得して実践できます。また、もしかしたら今までのニキビケアは根本的に間違っていたことに気づくかもしれません。
そこで今回はニキビができるメカニズムを深く掘り下げて解説します。
毛穴の皮脂にアクネ菌が増殖し炎症を起こす
私たちの体にある無数の毛穴は汗を出すことで体を冷却するという重要な役割があります。しかし汗だけでなく脂(いわゆる皮脂)も排出されるのと、埃などのゴミも詰まってしまうというデメリットもあります。
一般的にニキビの原因は「アクネ菌」と言われていますが、この菌自体はどんな人にも一定量存在する常在菌です。しかしアクネ菌は皮脂や汚れを好むため、毛穴に皮脂汚れが詰まっているとアクネ菌が一気に増殖します。そして、この増えすぎたアクネ菌が毛穴周辺の炎症を引き起こして「ニキビ」となります。
皮脂の分泌や汚れが貯まりやすい原因
特に女性は化粧品が顔の毛穴に詰まりやすく、男性は髪につけたワックスがおでこの毛穴に入り込むこともあります。チョコレートなどの甘いものも良くないと言われますが、皮膚科の先生曰くそこまで気にする必要はないと言っていました。。
思春期のニキビは男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量増加に対する反応であることが多いです。この反応は人間である以上必然的に発生するため、思春期にはどう頑張ってもニキビがなかなか治らない人が多いです。しかしほとんどの人は、20歳近くになると減少します。
若い時は体質、大人になってからは生活習慣
若い時は体質により必然的にニキビができてしまいます。しかし大人になってからできるニキビの原因は日常生活に起因する割合が大きくなります。例えば不規則な生活によるホルモン分泌の乱れ、睡眠不足、ストレス、食生活などのによって皮脂の分泌が過剰になりニキビができやすくなります。
だから、まずは規則的な生活を送り生活習慣を正すことが大人ニキビの治し方の基本です。そして毎日丁寧にニキビケアを行い、できる限り肌を清潔に保ち、肌の再生保湿を行いターンオーバー(肌の再生機能)を改善させることが大事です。