禁煙したらニキビができたんだけど、どうしたらいいの?
タバコが肌に悪いというのは周知の事実です。タバコは血流を悪くし、肌への酸素や栄養の運搬が滞ることでニキビができやすくなります。しかし、禁煙してニキビができることもあるのです。いわゆる「禁煙ニキビ」というものです。
今回は禁煙ニキビができる原因とその対処方法をご紹介します。
禁煙ニキビができる原因
禁煙ニキビの主な原因は2つです。
- タバコをやめたことによるストレス・暴飲暴食
- 好転反応
タバコをやめたことによるストレス・暴飲暴食
愛煙家にとってタバコは日々のストレス発散の一つでもあり、食事や飲み物の代わりにもなる至福のアイテムです。しかし禁煙によってストレス発散ができなくなり、喫煙によって抑えられていた食欲が爆発してしまう人がいます。
ストレスは肌荒れの原因になり、暴飲暴食は必要以上の脂質を摂取してしまいます。こうして毛穴から多くの皮脂が分泌され、毛穴に詰まった皮脂にアクネ菌が繁殖してニキビができてしまいます。
好転反応
好転反応とは、問題の症状が治る前に一時的に症状が盛んに出る反応のことです。
禁煙ニキビの場合、タバコを吸っていた時に肌荒れしていた人が、禁煙することで一時的に再び肌荒れやニキビができてしまう症状を指します。好転反応であれば、その後肌荒れやニキビはおさまります。
この好転反応は、今まで体の中にたまっていた悪い要素を一気に体外へ吐き出そうとする作用です。自然治癒能力に基づく作用なので、好転反応が出ても心配する必要はありません。
禁煙ニキビの対処法
タバコを止めると手持ちぶさたになり、暴飲暴食になりがちです。気を付けるべきは、ラーメンやお菓子など脂質が多く含まれる食品は控えることです。
脂質は体内に入ると脂肪になり太るだけではありません。毛穴から分泌される皮脂の量も増加し、毛穴に詰まりやすくなります。毛穴に詰まった皮脂はアクネ菌が繁殖しやすくなるので、丁寧な洗顔と化粧水で毛穴を引き締めることも大事です。
禁煙ニキビが好転反応の場合であっても、放置してはいけません。上述の通り、ニキビケアは必要です。なぜなら好転反応であるかどうか確実な保証はないからです。ニキビケアして、結果的に好転反応であれば御の字という心構えを持ちましょう。