ヨーグルトは食べても塗ってもニキビに効く?その真相とは

ヨーグルト

日本でヨーグルトが食べられるようになったのは20世紀に入ってからですが、ヨーロッパでははるか昔の紀元前から既に健康食品として食べられていたと推定されています。ヨーグルトをよく食べていたブルガリアが長寿大国だったことから、現在ではヨーグルトに含まれている乳酸菌が健康に良いとして毎日摂るよう推奨されています。

ニキビ肌の人は食生活を正すことが肝心ですが、ヨーグルトを取り入れることでニキビが改善されると言われています。またアメリカの大物女優にはヨーグルトを顔に塗ってニキビを治す人までいるのです。

ヨーグルトを食べて塗ってニキビを撃退!

なぜ、ヨーグルトがニキビの改善に良いとされているのでしょうか。

添加物の入っていない天然のプレーンヨーグルトは、純粋な牛乳と乳酸菌の発酵によって作られています。この乳酸菌には、腸で悪玉菌と呼ばれる健康に害を及ぼす菌を排除する働きがあります。また整腸作用によって便秘に悩んでいる人はお通じが良くなります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きによって、肌の調子を整え、免疫を高めることができるのです。

ヨーグルトパックの方法は非常に簡単です。まずパックに使うヨーグルトに、砂糖や保存料などの添加物が入っていないオーガニックの商品を選びます。またオイリー肌の人は、低脂肪のヨーグルトを選ぶようにします。これらのヨーグルトを手に取ってニキビに乗せ、15分ほど置いたら洗い流すだけです。この時に痒みや肌のツッパリを少し感じるかもしれません。ヨーグルトで顔をパックするのを1,2週間継続して、ニキビの変化を観察してみることが大切です。

ヨーグルトがもたらす別の効果

ヨーグルトを顔に塗ってニキビが改善されなくても、他の良い効果が期待できます。それは乳酸菌が肌に潤いをもたらすという点です。カサカサした乾燥肌の人は、肌がしっとりとするのを感じることができるでしょう。モデルや女優の中には、美白効果があるとしてヨーグルトを塗っている人もいます。ヨーグルトパックで茶色くなったシミやニキビ跡が薄くなったという報告をしているまでいるのです。このような理由から、肌にニキビができていなくても、定期的にヨーグルトパックをしている人も多いのです。

ニキビは乳製品で悪化するという説

 しかしヨーグルトパックは万能ではありません。 ある種の人にとっては、逆にニキビの原因となってしまうのです。まだ乳製品とニキビとの関係は明らかになってはいませんが、乳製品を摂るとニキビができやすくなる体質の人もいます。ニキビが頻繁にできるようであれば、数週間ほど牛乳・チーズ・ヨーグルトといった乳製品を控えてみて様子を見ると良いでしょう。