どんな人でも緊張したり、激しい運動をしたりすれば汗をかきます。しかし手汗の量があまりにも多かったり、ちょっとしたことで手汗が止まらなく出る場合は手掌多汗症かもしれません。
手掌多汗症とは
手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)とは簡単に言えば、普通の人よりも手汗が出やすい人です。もっと言えば、一度手汗が出始めるとなかなか止まらなく、触るものすべてに汗がついてしまうほど滝のように手汗が出てしまいます。そのため手掌多汗症患者は日常生活に支障をきたしたり、交友関係を失ったり、社会に出るのがおっくうになったりする人が多いです。
手汗が多い場合の改善ポイント
手汗が多い人はまず日常生活の見直しをするところから始めましょう。
- 手を洗う…こまめに手汗を綺麗にしよう。
- 手を冷やす…手を冷やせば汗が出にくくなります。
- パウダーをつける…粉に汗を吸収させることができます。
- 手袋などをつけない…できるだけ外気に触れさせよう
- 制汗剤を使う…手汗用は発汗を抑えることができます。
- リラックスする…発汗を止めることができるかもしれません。
基本は「手汗を出にくくする」ことです。また、手汗が出る前提で、できるだけ手汗を表面化させないことです。意外と「手を洗う」ことで手を綺麗にできるし、手を冷やすことで汗を出にくくすることができます。
応用は「発汗作用を抑える」ことです。制汗剤を使ったり、リラックスすることで手汗の噴出を抑えることができます。厳密にいうと手汗用制汗剤は汗腺に蓋をして発汗を止めます。リラックスすることで交感神経を鎮めて直接発汗信号を抑えることもできます。詳しくは手汗の治療法を参考にしてください。