運転中の手汗対策にハンドルカバーやグローブは絶対にダメ!

運転中のハンドルカバーとグローブ
「運転中にグローブをつけたり、ハンドルカバーで手汗対策万全だ」なんて考えているあなた!その行動で一層ひどい手汗をかいたり、汗の汚れが増えたり、さらには皮膚病を患う危険性が増しますよ!

車の運転はどんなに慣れてても神経を使うものですから、人によっては多量の手汗をかきます。しかし多くの人はハンドルカバーをつけたり、手にグローブをつけて運転するほど手汗はかきません。

もしあなたが運転中に、どうしようもなく手から汗がでていて、ハンドルにカバーをつけたり、手にグローブをつけざるを得ない状態ならば、それは手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)です。

そこで本ページでは、 手掌多汗症の可能性がある人が運転中にグローブやハンドルカバーをつける時の注意点 と、 適切な手汗対策 をご紹介します。

運転中にグローブやハンドルカバーをつける時の注意点

グローブをつけるよりは、ハンドルカバーのほうが体のためです。手を覆うような素材は一層手汗を大量に出します。グローブの中の湿度は増し、汗汚れが細菌の繁殖を引き起こし、皮膚病に感染するリスクが高まります。もしグローブをつけるならば、毎日選択して使うようにしましょう。

ハンドルカバーをつける時はハンドル全体を覆うものを選ぶべきです。さもなければ、瞬く間にカバーがついていない部分が汗まみれになるでしょう。シフトレバーにもカバーをつけないといけません。この点はあなたもわかっていることでしょう。

問題は、カーナビ操作です。カーナビ操作自体は手に汗がついていても可能です。多少滑ることはあっても、圧力に反応するので問題ありません。しかし、汗汚れは液晶の劣化を早めます。液晶用ウェットティッシュなどでこまめにふくようにしましょう。

運転中の手汗対策に最も効果的な対策

運転中の手汗対策として最も効果的なのは手汗用制汗剤です。これは発汗そのものを抑制します。効果が十分に表れれば、グローブやハンドルカバーは不要になります。

一般的な運転中の手汗対策には、風向口をハンドル(手)に向けて風をあてる方法があります。緊張による発汗でも、風で涼しくなればある程度おさまるのと、風が当たることで乾燥しやすくなるからです。しかし長時間風が手に当たりづつけると手が冷えます。手が冷えるとハンドル操作に支障をきたすので現実的ではありません。

手汗用制汗剤は手にあるエクリン汗腺の上で溶けて、汗腺に栓をします。この作用により発汗が止まります。個人差はありますが、通常は半日から1日ほど効果が持続します。

お勧めなのは手汗対策用ジェルクリーム『フレナーラ』です。ドラッグストアではほとんどがわき汗用なので、なかなか手汗用制汗剤は購入することができません。『フレナーラ』は通販専売なので始めて知るという人が多いですが、最も多くの人に利用されている手汗用制汗剤です。

制汗剤を使用する時は、運転するよりも10分以上前に制汗剤を使用することを心がけてください。制汗剤が解けて汗腺に栓をして、発汗作用が止まるまでの時間です。

また、運転以外でも、日常生活で手汗をかきやすいと自覚しているならば、毎朝使用することをお勧めします。手汗に悩まされない、普通の生活を送れます。