ニキビの原因はたくさんあり、人によっては複数の要因が重なってニキビができることがあります。正しいニキビケアを一つ一つ、毎日実践することでニキビは改善し、ニキビができにくい強く、綺麗な肌になっていきます。
ニキビ肌にはやはりニキビ専用の化粧水がおすすめです。もちろん、化粧水は肌へ有効成分と潤いを与えるだけですから、洗顔料や保湿クリーム等も当然必要です。この辺のニキビケアに関しては本ページ後半で解説します。
まずはBAがニキビケアおすすめの化粧水を10個厳選して紹介します。中には化粧水・洗顔料・保湿クリームがセットになった商品もあります。女性だけでなくメンズでも使えるし、気軽に手に入れられる商品なので安心してください!
ニキビにおすすめの化粧水ランキング
1位 富士フィルム『ルナメアAC』
富士フィルムは皆さんご存知、日本における写真フィルムメーカーの老舗です。その富士フィルムがマイクロ技術を美容ヘルス部門に注力して10年以上経ち、ニキビケア用品として開発したのが『ルナメアAC』です。
『ルナメアAC』の特徴は2つあります。まず洗顔料の泡に超微細な糸状の植物繊維が含まれており、ニキビの原因となる毛穴の汚れを綺麗にしてくれます。次に化粧水に含まれるニキビ有効成分と潤いがナノ技術により肌の深層とニキビに直接集中ケアしてくれます。
>>ルナメアACの効果と口コミ
2位 ガシー・レンカー『プロアクティブ+』
ガシー・レンカーと聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、『プロアクティブ』はあまりにも有名ですね。日本だけでなく世界中でプロアクティブを販売していますが、世界で初めて「ニキビケア専門のスキンケア商品」を展開した大企業です。旬なタレントを起用したTVCMや雑誌などのメディアで『プロアクティブ』を目にしたことがある人はたくさんいるはずです。
『プロアクティブ』は洗顔料や美容液をニキビケアに特化しているだけでなく、専用の電動ブラシをセットにしていることも特徴です。手だとどうしても洗顔が不十分になりがちなので、毛先が細いブラシで掃除してくれるのは大変ありがたいですね。
>>プロアクティブプラスの効果と口コミ
3位 ロート製薬『メラノCC 薬用しみ集中対策液』
一般的にピュアなビタミンCこわれやすいと言われていますが、ロート製薬は活性本体であるビタミンCそのものにこだわって研究をつづけ、不安定なビタミンCをそのままで安定に配合することに成功。このビタミンCそのものである活性型ビタミンCが、ぐんぐん角質層の奥までしみこんでメラニンの生成を抑えます。さらに、血行促進成分ビタミンE誘導体も配合。2種類のビタミンが、肌にダイレクトに働きかけます。
4位 ナチュリエ『ハトムギ化粧水』
ハトムギ化粧水は肌にうるおいを与えてスキンコンディションを整える、天然植物成分ハトムギエキス(保湿成分)配合の化粧水です。しっとりしているのにベタつかず、カサつきが気になる部分にスーッとなじみます。オイリー肌をヒタヒタにうるおすことで、肌あれのないなめらかな素肌に保ちます。日焼けした後のほてりをおさえ、ひんやりと肌をひきしめます。フェイスはもちろん全身に使えるので、ャワーやお風呂上りにおすすめです。
5位 アルビオン『薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』
アルビオン(ALBION)はイギリスの古い言葉で「白い国」という意味で、女性の美の原点である「白」にちなんでALBIONと名付けられました。一瞬外国企業かと思いましたが、本社が東京にある日本の会社です。しかし創立60年を迎えた老舗メーカーで、日本各地に支社を持つ高級化粧品ブランドとして人気があります。
薬用スキンコンディショナーシリーズは1974年に誕生し、「スキコン」の相性で愛され続けるロングセラー化粧水です。 生命力豊かな厳選された国産ハトムギから抽出したエキスと、水と油の両方となじむ白いオイルが特徴です。特に「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」は@コスメベスト大賞を何度も受賞し殿堂入りを果たしたこともあります。
>>アルビオンの化粧水の効果と口コミ
6位 スキンライフ『薬用化粧水』
洗顔後これ1本で、ニキビのない美肌に整える化粧水で、牛乳石鹼のメーカーのニキビケアブランドです。殺菌・消炎成分と、うるおい成分としてヒアルロン酸・フルーツ酸・グレープフルーツエキス配合です。キメを整えて毛穴の目立たない肌を目指しましょう。ニキビ肌を考えたオイルフリーになっています。ただ主に若者向けのプチプラ商品なので本格的なケアはあまり期待できません。
7位 オルビス『薬用 クリアローション M』
オルビス(orbis)にも色々なタイプの化粧水がありますが、本品は元々ニキビ用の薬用化粧水として人気の商品です。肌のコンディションを整える紫根エキス、肌荒れの原因を攻める甘草エキスが配合されておりスキンケアを促します。また混合肌向けにオイルカット+高保湿バリアを実現しているところでランキングに入ってきています。
8位 ラッシュ『パワーマスク SP』
全身に使える、セルフプリザービング処方のフェイス&ボディスクラブ。アズキを砕いた粒とメマツヨイグサの種子が古い角質を優しく取り除き、マリーゴールドオイルとクロロフィルがイキイキとした肌に導きます。さらに、カオリン(天然クレイ)、ハチミツ、ペパーミントオイルをブレンドし、マッサージしながら角質ケアすることでめぐりをサポートし、肌に透明感を与えます。
9位 クリニーク『クラリファイング ローション 2』
乾燥やくすみ、毛穴の目立ちなど様々な肌トラブルの原因となる古い角質を穏やかに取り除く皮膚科医処方の角質ケア ローションです。ブースターとして使う人も多いです。コットンで優しく拭き取るだけで、洗顔では取り除けない不要な角質を除去します。次に使うスキンケアの浸透を高め(角質層まで)、健全な肌のターンオーバーをサポートします。
10位 SK-II『フェイシャル トリートメント エッセンス』
90%以上が唯一無二の天然成分ピテラでできており、肌荒れを防いで肌本来の働きを整えるトリートメント効果の高い化粧水です。多数のビューティ・アワードを受賞した名品です。肌本来の働きを整えるトリートメント効果が潤いふれるクリアな肌へ導きます。
SK-II独自の成分である天然成分ピテラはビタミン、アミノ酸、ミネラル、有機酸が豊富に含まれた無色透明の液体です。人の肌には透明感、柔らかさ、そして滑らかさの向上を決定づける自然の保湿成分(NMF)があり、ピテラはこのNMFと同じ成分を含むことが分かっています。
>>SK-IIの化粧水の効果と口コミ
ニキビの原因は2種類ある
ニキビには大きく分けて「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2種類があります。
「思春期ニキビ は10代を中心に発症するニキビです。ホルモンの働きにより皮脂分泌が過剰になり、アクネ菌が繁殖しやすい環境になります。鼻や額といったTゾーンを中心にできやすく、第二次性徴期が終わる頃に発生しなくなります。20歳以降にできるニキビは 「大人ニキビ」 と呼ばれます。乾燥・生活習慣・食事・ストレス・ホルモンバランスの乱れなど、これらの要素が複合的に組み合わさることで発症します。主にフェイスラインに多発し、同じ場所に繰り返しできてニキビ跡になりやすいのが特徴です。
今一度確認しておきたいニキビケアの基本
いくらあなたが優れた道具を持っていても、正しい使い方を知らなければ宝の持ち腐れです。ニキビケアにおすすめの化粧水にしても、むやみやたらに使うだけでは効果を100%引き出すことはできませんね。そこで、最後にニキビケアの基本を確認しておきましょう。
- 洗顔は朝と夜の1日2回、必ず化粧水とクリームをつける
- 夜はしっかり寝る
- むやみやたらにニキビを触らない
- 顔に汚れがつかないようにする
- 脂質の多い食べ物は控え、野菜を意識して食べる
1.洗顔は朝と夜の1日2回、必ず化粧水とクリームをつける
ニキビができやすい人は毛穴から出る皮脂の分泌が盛んです。そのため1日にたくさん洗顔する人がいますが、洗顔は朝と夜の2回で十分です。どうしても日中気になる人は水洗いで済ましてください。洗顔料は少なからず肌に刺激を与えます。また毛穴から皮脂をとるので、洗顔回数が多いとかえって皮脂の分泌が盛んになってしまいます。
洗顔後は皮膚から水分が奪われていくので、すぐに化粧水で潤いとニキビ有効成分を肌に補給しましょう。化粧水も結局は水なので、クリームをつけて蒸発しないように蓋をします。この洗顔→化粧水→クリームまでが1セットです。
2.夜はしっかり寝る
人間は寝ている間に体を癒します。特に夜10時から深夜2時にかけて肌の再生機能(ターンオーバー)が活性化します。「夜更かしは美容の敵」というのはこの生態メカニズムに由来します。
3.むやみやたらにニキビを触らない
ニキビは毛穴周辺が炎症を起こしている状態なので、刺激を与えればそれだけ炎症が悪化します。気になるのは我慢して、できるだけ手で触れないようにしましょう。
4.顔に汚れがつかないようにする
おでこのニキビは前髪の汚れが原因であることがあります。また、頬のニキビは枕カバーの汚れが原因であることがあります。ニキビの原因は複数あるので、ささいなことでも原因はなくすことが大事です。できれば前髪はできるだけおでこに触れないように、枕カバーは毎日新しいものを使うようにしましょう。
5.脂質の多い食べ物は控え、野菜を意識して食べる
脂質をたくさん含む食べ物(例えば肉、チョコレートなど)はできるだけ控えましょう。食べればそれだけ毛穴から排出される皮脂が増え、アクネ菌が繁殖しやすい環境が出来上がってしまいます。
野菜はビタミンを多く含み、肌の健康を維持してくれます。野菜それぞれに固有の栄養があるので、できるだけ多くの種類の野菜を食べるとよいでしょう。
ニキビ肌改善に効果的な成分
保湿成分
大人ニキビだけでなく、思春期ニキビも保湿が肝心です。肌の水分量がアップするとニキビの治りも早くなります。「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」は、プチプラコスメにも配合される成分です。やや高価になりますが、最も保湿力があると言われている「ヒト型セラミド」もオススメです。保湿成分は種類も豊富なので、手に入れやすいものを探してみましょう。
ビタミンC誘導体
抗炎症作用によりニキビを沈静化させます。色素沈着を防ぐ効果もあるため、ニキビ跡にも有効です。ただし皮脂分泌を抑制する作用で、肌が乾燥しやすくなります。保湿成分との併用は必須、大人ニキビには不向きな成分と言えるでしょう。
グリチルリチン酸
皮膚科で処方されるニキビ治療薬の有効成分として広く知られています。低刺激なので、敏感肌用の化粧水に配合されることも多い成分です。炎症緩和やアクネ菌の繁殖防止に加え、メラニンの発生を抑えるなど、多角的にニキビへアプローチできます。
アラントイン
消炎作用をもち、傷の修復能力を高めます。古い角質の排出もサポートするので、ターンオーバーの促進が期待できます。また抗刺激作用にも優れており、ニキビ以外の肌荒れに働きかけることも可能です。アルカリ性と反応すると分解されて効果がなくなりますが、その点にだけ注意して利用すれば、炎症を抑えながらニキビ跡をケアできます。
補足
「サリチル酸」や「グリコール酸」はニキビ用化粧水にとってポピュラーな成分ですが、あまりオススメできません。毛穴の詰まりや菌の増殖抑制に有効とされていますが、肌への刺激が強くニキビを悪化させる懸念があります。
また「ノンコメドジェニックテスト済み」を、むやみに信用するのはやめましょう。ニキビケア用品の多くが採用していますが、重視すべきは配合されている成分です。まずは試供品やトライアルセットで試してみましょう。
思春期ニキビと大人ニキビに共通している対策法は「保湿」です。皮脂を取り過ぎずに保湿すれば、今ある症状はかなり落ち着くはずです。お手入れを化粧水のみで済ませている人は、今日からその習慣をやめましょう。油分少なめの乳液で構いませんので、必ず水分の蒸発を防いでください。
化粧水選びの注意点
ニキビは女性だけでなく、男性でも悩むものです。スキンンケアとかニキビケアとかいうと、どうしても男性は及び腰になってしまいますが、最近はメンズ向け化粧品が増えているので、気兼ねなくニキビケアに取り組みましょう。
ドラッグストア等にはプチプラの市販化粧水が色々おいてあります。良いか悪いかは肌に合うかどうか次第ですが、そういう化粧水を使ってニキビができたり、悪化したりという報告は多々あります。
ニキビケアに関しては洗顔料からクリームまで同じコンセプトを持った同一ブランドで通すのがセオリーです。プチプラ化粧品より値がはりますが、それだけ効果があることは経験済みです。ぜひあなたも今日から本格的なニキビケアに取り組みましょう。