紫ニキビは血と膿がたまって赤紫色に腫れ上がっている状態です。重度で言えば、ニキビの分類上最も深刻な状態です。
紫ニキビの段階まで悪化すると、皮膚のかなり奥、そして毛穴周辺にまで炎症が広がっています。自然治癒を待っていてもニキビ跡が残ってしまうため、できるだけ早めに皮膚科で治療を受けることをお勧めします。
紫ニキビの原因
紫ニキビの原因は、体の中で老廃物がうまく排出できなかったり、血液循環が良くなかったり、ホルモンバランスを大きく崩してたりすることにあります。
特に便秘になりやすい人は老廃物の排出機能が良くない証拠ですので注意が必要です。また女性の場合は生理不順の際に紫ニキビができやすい傾向があります。これは生理がうまくいっていない「サイン」ですので、女性は一層気をつけたほうが良いでしょう。
紫ニキビの治し方
もはや洗顔や化粧水、個人でできるニキビケアでは綺麗に治すことは難しい段階です。紫ニキビまで悪化したら、できる限り早めに皮膚科で治療を受けましょう。
皮膚科では内部の血や膿を輩出するために、皮膚を切開する場合があります。もしくは体の内側から治す治療、いわゆる東洋漢方薬の力で老廃物を体外に排出する機能を高めたり、血液の循環を良くしたりする方法もあります。どのような選択肢があるかは皮膚科でしっかり相談するとよいでしょう。
一方で自己努力としてターンオーバー(肌の再生)機能をできるだけ正常にしておくことも大事です。適切な食事、睡眠、運動、ストレス発散、肌の保湿をしっかりと継続しておきましょう。
あせらず無理せずじっくりと治療を行い、綺麗な肌を取り戻しましょう!