ファンデーションの値段はピンキリです。特に高価なデパートコスメと、ドラッグストアでも手に入るプチプラコスメの価格差は大きいものです。
ここで一つ疑問なのですが、この2つの値段の違いは一体どこにあるのでしょうか。価格が高いと仕上がりもキレイになるのでしょうか。もし中身が同じなら、みんな値段の安いプチプラコスメを選ぶはずです。
今回はファンデーションの素朴な疑問、値段と品質の関係性について迫ってみたいと思います。
注目すべきは成分の「質」と「量」
デパートコスメとプチプラコスメのベースとなる原材料や成分は、値段に関わらずほぼ同じです。ただし同じものを配合していても、含まれている量が異なります。独自開発していたり高価な成分を使っていれば、その分価格にも反映されます。
こうした配合成分の質や量の差が、化粧ノリの良さや崩れにくさとして現れ、仕上がりの違いに結びつくと言えます。またファンデーションではありませんが、高価なアイシャドウはラメやパールの量が多く、色展開も豊富です。
品質以外にかかる費用
商品が店頭に並ぶまでには、原材料費・開発費・製造費・流通費・広告費・人件費などがかかります。これに加えてデパートコスメは、ブランドやメーカーの付加価値をもたせて商品価格が決まります。高価なファンデーションはパッケージにも趣向を凝らしており、そういった商品はデザイン費も発生しています。手の込んだデザインであればあるほど特殊な形状となるため、専用の金型を一からつくらなければなりません。
また美容部員(BA)の存在も忘れてはいけません。専門知識をもち、肌質に合わせたアドバイスができる美容部員は、プチプラコスメにはない要素です。このような違いが値段の違いになっているのです。
相性と素肌の状態が第一
デパートで買い物するだけでもワクワクするものです。そうした気分を味わえるのも、デパートコスメの醍醐味と言えるのではないでしょうか。もちろん安価なものでも優秀なものはたくさんありますし、高級だから誰にでも合うとも限りません。
大切なのはファンデーションとの相性と、肌が健康であることです。メイクの土台となる素肌の状態が良好であれば、商品価格に関係なくキレイに仕上がります。