きっかけはファンデ?肌荒れの原因と対策

肌荒れ

生活リズム・食事・季節・ホルモンの変化など、肌荒れが引き起こされるきっかけは様々です。その要因のひとつとしてファンデーションも挙げられます。

具体的に何が引き金となるのか、対処方法も含めて、ファンデーションによって起こりうる肌トラブルについて見ていきたいと思います。

ファンデーション由来の肌トラブル

「肌荒れする原因が思い当たらない」というときは化粧品、とくにファンデーションを確認してみてください。今使っているものが関係しているかもしれません。

配合されている成分

「界面活性剤」「合成ポリマー」「タール色素」の3つの成分が入っているものは注意しましょう。

界面活性剤はリキッドやクリームタイプに配合されているもので、水と油を乳化させます。皮脂膜を溶かして水分を蒸発させるため、肌が乾燥しやすくなります。

合成ポリマーは水を弾く性質があり、主に化粧崩れを防ぐ目的で使われます。毒性はありませんがコーティング作用が強く、皮膚の防衛機能を低下させます。

タール色素は石油からつくられていて、種類によっては発がん性やアレルギーのリスクが指摘されています。紫外線にあたることでメラニンを定着させ、シミや色素沈着を起こすことも懸念されています。

品質が劣化している

開封後の使用期限はパウダータイプで約1年、リキッドタイプで約半年です。「去年使っていたものが残っていたから」といって、使い回すのはやめてください。シミやくすみ、炎症など肌トラブルを招きやすくなります。

見た目では判別しにくいですが、使用期限を過ぎたものは確実に酸化しています。もったいないと思うかもしれませんが、肌にとってマイナスにしかならないので迷わず捨てましょう。

肌荒れしたときの対処方法

ファンデーションを変える

肌が荒れてしまったときはファンデ―ションを使用せず、スキンケアをシンプルにすることが一番です。それができない場合は、ファンデーションを低刺激のものに変えましょう。

リキッドやクリームタイプでトラブルが起きた場合は、パウダータイプに切り替えてみます。カバー力は劣りますが、クレンジングしやすいので肌への負担が軽減できます。

天然成分でできたミネラルファンデーションも、肌が敏感になっているときに便利です。水・油・添加物が含まれておらず、石鹸で落とせるのも魅力です。ただし中には、ミネラル以外のものが入っている商品もあります。「ミネラル」という言葉を過信せず、原料を見て判断しましょう。

すぐにメイクを落とす

皮脂とファンデーションに含まれる油分は、紫外線にあたると過酸化脂質をつくり出します。過酸化脂質とはシミ・しわ・たるみなどの原因物質で、肌の老化を進行させます。肌荒れしているときは影響を受けやすいので、できれば帰宅後すぐにメイクを落とすようにします。

クレンジングは洗浄力が強いものは避けてください。メイクだけでなく、肌に必要な皮脂も一緒に洗い流してしまいます。敏感肌用など肌に優しい洗顔料を選びましょう。

メイク道具を清潔に保つ

パフやブラシには、ファンデーションに混じって皮脂や汗がついています。そのまま放置しておくと雑菌が増殖し、肌荒れの悪循環を生み出します。

どれだけ肌に優しいファンデーションを使っても、道具が汚れていては意味がありません。最低1週間に1度、ニキビなどの炎症があるときは毎日洗いましょう。専用の洗剤もありますが、石鹸でも構いません。洗い替えを用意して、しっかり乾かしてから使いましょう。メイクのノリも良くなり一石二鳥です。

トラブルは肌からのSOS

カバー力が強いファンデーションほど、肌への負担が大きくなります。肌荒れしているときほど隠したくなる気持ちは分かりますが、最も大切なことは肌を休ませることです。メイクしない時間を増やして、バリア機能の回復を促してあげましょう。

またファンデーションが突然合わなくなることもあります。異常が出たときはすぐに使用を中止して、2~3日経っても症状が改善されないときは病院を受診してください。肌は常に変化します。素肌の声に耳を傾けながら柔軟に対応しましょう。

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