手汗治療のための制汗剤の仕組みと効果、おすすめ制汗剤の紹介

制汗剤の仕組み

制汗剤はわき、手のひら、足、まれに顔における大量の発汗のための最初の治療法として用いられます。制汗剤は最も悪影響が少ないので、副作用のある他の治療法よりも最初に専門家が勧めます。そして制汗剤は安価だし、どんな場所にも使いやすいという利点もあります!

制汗剤は皮膚の表面に使用されます。制汗剤を皮膚に使用すると、汗が制汗粒子とくっつき溶かします。溶けた制汗粒子は毛穴に入り、毛穴に「栓」をします。あなたの体の汗腺が「塞がれている」と感じると、その反応が汗の流れを止めます。「栓」は少なくとも24時間とどまり続け、時間とともに流されます。

制汗剤の入手方法

制汗剤は店頭で購入するか、皮膚科医から処方してもらうこともできます。制汗剤でもっとも広く使われている成分は金属塩です。皮膚科医に処方してもらえるような効果が強い制汗剤は、店頭で購入できるような普通の制汗剤よりも高い濃度の金属塩を含んでいます。

おすすめの手汗用制汗剤

ファリネ

最近ではネット専売で人気が出始めた 手汗用制汗剤ファリネ を購入する人も増えてきました。パウダータイプで、コンパクトサイズ、一見して制汗剤とわからないので外出時に持ち運びしやすいのも人気です。

制汗剤の成分と効果

皮膚科医によって処方される専門的な制汗剤には、活性成分として塩化アルミニウム六水和物(より強い制汗効果のある化学物質)を含有していることが多いです。これは最も効果的な成分ですが、使用法を正確に守らないと皮膚に強い刺激を与えてしまいます。

一般的に、制汗剤に含まれる塩化アルミニウム六水和物の割合が10~15%のものは「わき」への使用が推奨されます。手や足にはより高い濃度が必要で、およそ30%前後が推奨されています。

制汗剤の効果的な使い方

一般的に、手汗治療は計画的に進めていきます。最初はもっとも皮膚に優しい制汗剤(誰でも購入できるレベル)から始めて、安心感が得られるまで徐々に強い制汗剤(皮膚科で処方されるレベル)にしていきます。制汗剤が十分に効果を得られないならば、手と足にイオン導入や手、足、わき、顔(頭)にボトックス注射をすることになりますが、これは次の段階です。

処方箋が必要なものかどうかに関係なく、制汗剤を効果的に使うにはまず皮膚への刺激を避けることが「鍵」になります。製品の仕様案内と皮膚科医の指示に従いましょう。そのうえで、以下に挙げる制汗剤の効果的な使い方を参考にしてください。

制汗剤の効果的な使い方
  1. 朝と夜の就寝前に使用する。制汗剤は一日に二回使用するのが効果的であると研究されてきました。もし一日に一回しか制汗剤を使用できないのならば、寝る前に使用しましょう。
  2. 皮膚が乾燥した状態で使用する。肌への刺激を避けるために、制汗剤を使用する前に完全に皮膚を乾かしましょう。必要ならばダライヤーを「Cool」に設定して風をあててもよいでしょう。
  3. 肌を包まない。制汗剤を使った後に肌を覆っても、何の効果もありません。ただただ刺激を増やして、より体温を上昇させるだけです。