【肌トラブル別】アイクリームの選び方

トラブル別のアイクリームの選び方

目のまわりは年齢出やすく、何かしらのトラブルを抱えている人は多いものです。特に「しわ」「たるみ」「クマ」は放置していると深刻化しやすく、元の状態に戻すことすら難しくなります。悪循環を生み出すその前に、早い段階で的確に対処しましょう。

今回は目元の3大トラブルに焦点をあて、それぞれの症状に合わせた アイクリームの選び方 をご紹介します。

しわ

角質層の水分不足による乾燥が主な原因です。加齢・紫外線・季節などで角質層の保水力は低下します。目のまわりの皮膚は水分量と皮脂量が少なく、ただでさえ乾燥に弱い部分です。乾燥がさらに進むと肌を守るために角質が硬くなり、キメを粗くしてしわをつくります。

有効成分

改善と予防のカギを握るのは、目元を充分に保湿することです。保湿といえばコラーゲンやヒアルロン酸などが主流ですが、他にどのような成分があるのでしょうか。

レチノール

真皮層に働きかけて弾力を生みだし、肌の代謝を活性化させます。刺激が強いため敏感肌は注意しましょう。

プロテオグリカン

もともと真皮層に存在する成分で、浸透力と保湿力に優れています。ターンオーバー促進や美白などの美容効果が期待できるため、さまざまな化粧品に使われています。

ステアリン酸コレステロール

水分をはさみこんで優れた保湿効果を発揮します。角質層の脂質となじみやすく、皮膚に膜をつくることでうるおいをキープします。

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たるみ

目のまわりをドーナツ状に取り囲む「眼輪筋(がんりんきん)」が衰えると、目の下やまぶたがたるんで目元の弾力が失われます。「瞬膜不全(しゅんまくふぜん)」になると上下のまぶたが閉じられず、ドライアイや眼精疲労を引き起こす可能性もあるのです。また肌老化や紫外線による肌老化も、目元のたるみにつながります。

有効成分

肌内部への働きかけに注目し、細胞や筋肉に作用する成分を選びましょう。眼輪筋を鍛えるトレーニングをプラスするとさらに効果的です。

カルノシン

老化のもととなる「糖化」と「酸化」に有効です。細胞を修復する効果もあり、ほうれい線や肌のくすみにも効果的です。

DMAE(ジメチルアミノエタノール)

筋肉の収縮を促し、肌内部からたるみに働きかけます。低分子で浸透しやすく、血行促進作用による美肌効果も高いのが特徴です。

ビタミンC誘導体

美白のイメージが強いですが、コラーゲン生成をサポートする効果もあります。抗酸化力も高く、アンチエイジング全般に期待できます。

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クマ

睡眠不足・冷え症・眼精疲労・ストレスなど原因はさまざまですが、いずれも「血行不良を招く」という点で共通しています。血流が悪くなると血管内は酸素不足になり、ヘモグロビンが黒っぽく変色します。手足が冷えて紫色になるのも同じメカニズムです。目の下の皮膚は非常に薄いため、血管が透けて青黒く見えるのです。

効果成分

血行不良によるクマには、血流を改善する成分がおすすめです。とくにアイクリームに配合されることの多い成分を挙げているので、ぜひ覚えておいてください。

トウキエキス

セリ科の植物「当帰(とうき)」から抽出される成分で、漢方薬として親しまれています。血行を促進させる効果があり、育毛剤や入浴剤にも用いられています。

トコフェロール

ビタミンEとも呼ばれており、血行を良くしてターンオーバーを整えます。抗酸化作用も高く、老化の原因となる活性酸素除去にも役立ちます。

ナイアシンアミド

血流改善・メラニン抑制・保湿効果など、肌トラブルに対してマルチに対応します。肌への刺激が比較的少ないので、敏感肌二も使いやすい成分といえます。

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若々しい目元は毎日の継続から

使いやすさやテクスチャー、香りもアイクリームを選ぶときの判断基準となります。毎日使うものですから少しでも心地いいものを選びましょう。

時間はかかりますが続けていれば症状は軽減していきます。年を重ねるごとに肌のトラブルは増えますが「老化現象だから仕方ない」と諦める必要はありません。

乾燥、筋肉、血流を意識したお手入れで、明るくハリのある目元を手に入れましょう。