見るだけで潰したくなる白ニキビ。思わずほじくり出したくなる黒ニキビ。この白ニキビと黒ニキビの状態であれば、芯を出すのは問題ありません。むしろニキビの初期段階で芯を出すのは医療機関でも「圧出治療」として行われており、炎症を防ぐ効果があります。
しかし、炎症が始まった赤ニキビや膿がたまった黄ニキビまで悪化したニキビは触れてはいけません。無理に圧力を加えることで炎症が悪化して皮膚の深層部にダメージが残り、ニキビ跡や凸凹となってしまう可能性もあります。
今回は、白ニキビまたは黒ニキビの状態で、 芯を綺麗に出す方法を紹介 します。また、 芯を出した後に必要なアフターケアも紹介 します。芯を出してそのまま放置しては、雑菌を皮膚の内部に呼び寄せるだけですからね。アフターケアが一番大事です。
ニキビの芯を綺麗に出す方法
道具を用意する
素手でニキビの芯を出す人がいますが、皮膚科でも使用されている「面皰圧子(めんぽうあっし)」または「面皰圧出器」と呼ばれる道具を用意します。どちらも同じ物を指します。
形状は主に2パターンあります。細い輪っかになっているタイプと半球の下に穴が開いているタイプです。どちらも白ニキビや黒ニキビを穴から出して、ニキビ周辺に圧力をかけてニキビの芯を押し出します。
Amazonや楽天で検索すれば数百円程度の商品が色々と出てくるので、そこそこの評価がついているものを購入すれば大丈夫です。
お風呂に入って肌を柔らかくする
道具を使って今すぐにニキビの芯を出したい?いいえ、待ってください。
お風呂に入れば皮膚が柔らかくなるので、一層楽に芯を出すことができます。うまいことニュルッっと押し出すことができます。簡単に芯を押し出せる分、肌への負担も減ります。
お風呂に入ったら洗顔料をつけて顔を洗っておきましょう。ニキビの芯を出すときに、余計な汚れが入らないようにするためです。
道具でニキビの芯を出す
お風呂から上がったら、面皰圧出器(面皰圧子)を使ってニキビの芯を押し出します。その際は、あらかじめ道具を綺麗に洗っておきましょう。
一般的には片手に道具を持ち、もう片手で肌を抑える形が多いです。何気に集中力を要する作業です。また鏡に顔を近づける必要があるので楽な立ち位置を作っておきましょう。
芯を出した後の適切なアフターケア
絆創膏を一晩貼る
ニキビの芯を出すと、その部分がぽっかりと毛穴が開いた状態です。そのまま放置すると雑菌が入るので、絆創膏を貼っておきましょう。お勧めは『キズパワーパッド』です。
ドラッグストアでもAmazonなどでも売っています。普通の絆創膏よりも自然治癒力を高めるという点でお勧めできます。その中でも「スポットタイプ」はニキビに丁度いい形です。
ニキビの芯を出した程度の小さな穴であれば、一晩絆創膏を貼っておけば毛穴は小さくなるでしょう。翌朝の状況次第では日中も絆創膏を貼っておくのが良いでしょう。
アクネ菌が繁殖しないように洗顔を意識する
そもそも、ニキビの芯は毛穴に詰まった皮脂汚れです。芯が目に見えて詰まっていたところは、それだけ皮脂が詰まりやすい場所ということです。一度芯(皮脂の塊)を抜いたところは、一時的に皮脂の分泌が盛んになりやすいです。
だからより細かい粒子をもつ洗顔料を使用して丁寧に洗顔することが大事です。お勧めは『ルナメアAC』セットか『ビーグレン ニキビケア』セットです。毛穴より小さな泡や有効成分が含まれているのが特徴です。
どちらも 1週間分のトライアルセット があるので、面皰圧出器(面皰圧子)と一緒に注文しておくと良いでしょう。ただルナメアACもビーグレンもAmaonや楽天など外部サイトでは販売していません。
これでニキビの芯は綺麗に出せるし、その後のケアもしっかりできるはずです。
もし赤ニキビや黄色ニキビなど、芯を出すには悪化しすぎてしまった場合はニキビの治し方を参考にしてください。日常生活から取り組むべきニキビケアについてまとめてあります。
一緒に頑張りましょう(^^)b