ニキビを潰してはダメと言いますが、全てのニキビにあてはまるわけではありません。
実は「潰していいニキビ」と「潰してはいけないニキビ」があるのです。
潰していいニキビ
毛穴に汚れが詰まっているだけの「白ニキビ」や、膿をもったニキビはつぶしたほうが早く綺麗な肌になりやすいです。
その理由は、「白ニキビ」であれば汚れを取り去ることで炎症を防ぐことができ、膿をもったニキビであれば炎症を沈静化させることができるからです。
これは私の経験でもありますし、医学的にも皮膚科で専用の道具「面皰圧出器」を使って膿を押し出す治療が行われています。慣れている人なら爪でうまいことニキビを潰す人も多くいます。
ですから白ニキビや膿を持ったニキビの状態であればを潰すことは問題ありません。
ニキビを綺麗に潰す方法
皮膚科の先生に聞いたところ、 「自分でニキビを潰すのはできるだけさけた方がいい」 とのことです。皮膚科では毛穴をレーザーで広げてから、「面皰圧出器」で押し出すので、不要に肌を傷つけることなくニキビを潰すことができます。
自分でやる場合は、爪などで無理矢理押し出す人が多いと思いますが、そんな人にお勧めの方法があります。
それは至って簡単。
お風呂などに入り体温を上げ、毛穴を広げ、皮膚を柔らかくしてからニキビを潰すのです。
皮膚科にあるレーザーほどではないでしょうが、体温が上がれば毛穴が広がるので、平温よりも確実にニキビを潰しやすくなります。また、皮膚や皮脂などの汚れも柔らかくなるので、力を込めなくても押し出せるようになります。
潰してはいけないニキビ
「白ニキビ」や膿を持ったニキビは潰しても大丈夫です
しかし、 赤くはれた「赤ニキビ」は絶対にNG です。
この状態においては外的刺激はさらに 炎症を悪化させ、周囲に広がるだけでなく、皮膚の深層部分まで傷が深まり「ニキビ跡」になってしまう 可能性が高まります。
赤ニキビの場合は素直にいつものニキビの治し方を実践しましょう。
もし、勢い余って赤ニキビにまで手をつけてしまったら、それを機に皮膚科に相談するのも良いかと思います。皮膚科では炎症を沈める薬を処方してもらえるので、重症化したニキビの人には役に立つでしょう。