肌を美しく見せるファンデーションは、お化粧する上で欠かすことのできないアイテムです。しかしその種類はとても多く、メイク初心者には分かり難いものです。何を選ぶべきか迷うかもしれませんが、まずはどんなファンデーションがあるかを知ることが大切です。ファンデーションの種類と、それぞれの特徴について見てみましょう。
大きく分けると「粉」か「液体」
たくさん種類のあるファンデーションですが、大まかにカテゴライズすると「パウダー」「リキッド」の2タイプになります。
パウダータイプ
その名の通り粉状のファンデーションで、固形と粉末の2種類があります。一般的には固形タイプのことを示し、コンパクト式の容器に入っていることが多いです。
油分が少なくさっぱりしており、オイリー肌でも負担になりにくい使用感です。カバー力は低いので、肌トラブルを完全に隠すことは難しいです。また乾燥しやすいので、保湿対策をしておく必要があります。
外出先でも手軽に化粧直ししたい、可愛いコンパクトを持ちたい、という人にオススメです。
リキッドタイプ
液状ファンデーションで、容器はボトルやチューブなど様々です。テクスチャーは油分と水分の割合によって異なるため、サラサラしたものからドロっとしたものまであります。
自然な仕上がりと、保湿力の高さが特徴です。崩れにくい反面、肌の負担になりやすいというデメリットもあるので、敏感肌やオイリー肌の方は注意しましょう。
ナチュラルな素肌感を演出したい、乾燥が気になる、といった人にオススメです。
細分化されたファンデーション
ファンデーションは「水」「油」「顔料(粉)」からつくられています。これら原料の割合によって異なる「触感」や、+αの「効果」の違いで、ファンデーションはさらに細分化されているのです。
クリーム ファンデーション
リキッドよりも油分が多く、こってりしたテクスチャーです。カバー力があり、肌をきめ細かく見せてくれます。乾燥肌の人との相性はバッチリですが、オイリー肌の人はメイクが崩れやすくなる可能性があります。
スティック ファンデーション
クリームファンデーションを、繰り出し式のスティック容器に入れたような形状です。肌に直接塗ってから、パフなどで伸ばします。細かい部分にも塗りやすく、カバー力もあります。
エマルジョン ファンデーション
クリームタイプを押し固めたもので、コンパクトケースに入れて携帯することができます。時間が経つと水分が蒸発し、肌の上でパウダー状に変化するのが特徴です。そのため手早く仕上げないと塗りムラの原因になります。
クッション ファンデーション
スポンジに液状のファンデーションを染み込ませたものです。こちらもコンパクト式で、パフを使ってスタンプのように肌にのせていきます。手軽にリキッドのツヤ感が得られる、最近人気のファンデーションです。
ムース(ホイップ)ファンデーション
泡状ファンデーションで、テクスチャーの柔らかさによって小瓶やボトルなどの容器に入っています。軽い付け心地で肌に馴染みやすいので、リキッドよりも伸ばしやすいのが魅力です。
スプレー ファンデーション
リキッドファンデーションがスプレー缶に入ったものです。直接肌に吹き付けるタイプや、パフで塗るタイプなどがあります。ムラなく均一に仕上がるため、時短にも一役買ってくれます。
BBクリーム(CC・DD)
下地、日焼け止め、コンシーラーなどの機能を併せ持ったファンデーションです。これだけでベースメイクが完成するため、朝の忙しい時間にピッタリです。
ミネラル ファンデーション
天然鉱物を主原料につくられたファンデーションで、パウダーやリキッドなどバラエティ豊富です。肌への刺激は少ないとされていますが、日本では明確な定義が設けられていないため、商品によって品質に差があるようです。
「肌質」や「使用感」が決め手
同じ種類のファンデーションでも、メーカーによって微妙に呼称を変えていることがあります。+αで含まれている成分に違いがあるだけで、基本的な成分に大差はありません。
また「低刺激」や「肌への優しさ」を謳っていても、必ず自分に合うとは限りません。敏感肌の人は使用する前に成分をチェックしたり、パッチテストをすると安心です。
星の数ほどある種類の中から、ベストを見つけるのは大変かもしれません。しかし使っていくうちに、肌質や好みの使用感などが分かるようになってくるものです。時間はかかるかもしれませんが、ファンデーションおすすめ人気ランキングを探せば自分に合う商品をきっと見つけることができます。