夏に悪化するニキビ対策

夏

夏は他の季節と比べ日差しの強い時期です。服装の露出も多くなるため、それだけ日の光に晒されるようになります。日に当たることは健康面においてプラスの効果がありますが、紫外線はでき始めの白ニキビを悪化させて炎症を引き起こすことが知られています。つまり、夏はニキビができる機会が多く、悪化しやすい季節なのです。

夏に日焼け止めを塗るとニキビができやすい

夏になると胸や背中、お尻のニキビに悩まされるようになります。これは海やプールなどで水着になって日焼けする機会が増えるからです。ほとんどの女性は、紫外線対策のために日焼け止めを体中に塗りますが、実はこの日焼け止めクリームが問題なのです。

日焼け止めクリームの製品の中には、ノンコメドジェニックと呼ばれるニキビのできにくいタイプが市販されていますが、それでも油分が多く含まれているためニキビができやすくなります。

夏のニキビ予防のための食事コントロール

夏は気温も上がり暑いため、アイスクリームや炭酸飲料などが欲しくなります。しかしこういった飲み物には砂糖や油が大量に含まれています。こういった飲食に含まれる糖質や脂質を摂取すると、ニキビが増えるとしている研究も発表されており、なるべく避けるべきです。麺類や炭水化物なども糖質に入るので、一日に食べる量を減らすなどの工夫が必要となります。

夏は肝臓と膵臓の働きをアップさせる

男性・女性問わず夏場に陥りがちなのが便秘です。特に女性の腸は非常に長いため、便秘になりやすい構造をしているのです。便秘になると食べ物からの栄養吸収も落ちてしまい夏バテになるだけでなく、当然ニキビに良くありません。

便秘体質の人がニキビを解消する方法の一つは、肝臓や膵臓の働きを促進させることです。肝臓からは胆汁と呼ばれる脂肪を消化するための消化液が作られています。また膵臓からは血液中の糖分を筋肉に取り込む働きをするインシュリンが分泌されます。このような働きをしている肝臓と膵臓の機能を高めることで消化液が増え、便秘になりにくい体質へと変われるのです。

肝臓の働きをスムーズにするためには、マリーゴールドやアーティチョーク、クミンなどのハーブティーがオススメです。膵臓の働きを改善するには半日断食が良いでしょう。半日断食とは約18時間断食する方法のことで、朝起きてから朝食と昼食を抜いて食事を夕食だけにすることで実践できます。この半日断食をすることでインスリンの分泌が良くなることから、糖尿病患者の中にも定期的に行っている人がいます。