目がかすむ・乾く・重い・痙攣するなど、目の疲れはさまざまな症状としてあらわれます。たいていの場合は一晩寝れば治まるものですが、疲労が蓄積すると頭痛や吐き気をもたらす「眼精疲労(がんせいひろう)」を発症します。 疲れ目は重症化する前に対策することが肝心です。サプリや目薬を活用するのもいいですが、アイクリームを使うとさらに効率よくケアできます。目が疲れる原因もあわせて確認しましょう。
疲れ目放置は老化を早める
目の疲れとは、目のまわりにある筋肉が緊張している状態です。長時間同じものを見る、度数の合わない眼鏡をかけるなど、目の筋肉を酷使することでピントを調節する機能が低下します。 これは加齢とともに衰えるものですが、パソコンやスマホの普及によって若年層にも急増中です。画面を凝視すると筋肉が固まり、まばたきの回数が減少し、血流も滞ります。この状態が慢性化すると眼精疲労・クマ・しわ・たるみ・くぼみなどにつながります。 目は人[/box]の印象を決めるパーツです。目元にトラブルがあると老けた印象を与えるため、男性も気をつけたいところです。
アイクリームをおすすめする理由
目のまわりには汗腺や皮脂腺がほとんどありません。乾燥しやすいためバリア機能も低く、ちょっとした刺激にも弱い部分です。化粧水や乳液のパッケージに、目のまわりを避けるよう注意書きがあるのはこのためです。アイクリームは目元専用の化粧品ですから、繊細な目元にも安心して使用できます。
疲れ目に最適な有効成分
保湿と血行促進、この2点を念頭においてアイクリームを選びましょう。
保湿
保湿が行き届いた目元はハリがあり、ふっくらと厚みがあります。それに対し目のまわりが乾燥すると、それだけでやつれた顔つきになります。ただでさえ水分をキープしにくい場所ですから、しっかりと保湿してあげましょう。 効果が高く浸透しやすいものは「セラミド」や「レシチン」です。皮膚とほぼ同じ構造をもつ「ヒト型セラミド」は、肌になじみやすく低刺激です。「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」は表皮に膜をつくり、水分の蒸発を防ぎます。
血行促進
血流が悪くなると筋肉は硬直します。縮んで硬くなった筋肉は血管を圧迫し、血の流れが滞ることでさら筋肉が緊張する、という悪循環が形成されるのです。 また血管内の酸素がうまく運ばれなるとヘモグロビンが黒っぽく変色し、それが目の下にクマとなってあらわれます。充血、ドライアイ、目の痛みなども血行不良のサインです。 血流を改善するには、目薬にもよく使われている「ビタミンE」がおすすめです。化粧品では「トコフェロール」と表示されています。「イチョウエキス」も血行促進作用があり、アイクリームではポピュラーな成分です。
疲れ目におすすめのアイクリーム
トップページのアイクリームランキングでは様々な悩みをトータルで考えておすすめ商品を紹介しています。今回は疲れ目に焦点を当てて、保湿効果やマッサージと共に血行促進効果を期待できるアイクリームを2つ厳選しました。
アテニア「アイ エクストラ セラム」
まずおすすめしたいのがアテニア(Attenir)の 「アイ エクストラ セラム」 です。目元美容液と称していますが、クリーム状なので使用方法は一般的なアイクリームと同じです。アイケア商品として最近非常に人気が高まっている商品です。 年齢とともにハリを支える結合が弱まってたるみやすくなる瞼には、「セイヨウキズタエキス」と「コメヌカ油」が内部のゆるみを立て直し、皮膚のボリュームと弾力を取り戻します。むくみ解消のためにマッサージしながらエイジングケアも期待できます。
1本3,000円とそこそこ安く、コスパで見れば最高クラスの評価をしています。アイクリーム現品に同ブランドの『エイジングケアライン ドレスリフト 14日間セット』がついて3,291円(税込・送料無料)で購入できます。
B.A「ザ アイクリーム」
次は B.Aのザ アイクリーム です。B.Aは「細胞一つひとつの力を引き出すことこそ、美しさの原点」という、肌本来の力に着目した、バイオアクティブ理論に基づき、1985年にPOLAが新たに創設した高級ブランドです。 「目もとゆるみ」に着目し、X(クロス)型補強リフォーム発想で、ポーラオリジナル保湿成分月桃葉BAリキッドやアケビ茎エキスを配合。さらに糖化に着目したEGクリアエキス、YACエキスも配合し、くっきり、明るく冴えた目もと印象へ導きます。
18gで20,000円です。高級化粧品ですが、内容量は朝晩使って2ヶ月分あります。お金の余裕があるならば、BAがおすすめです。
アイクリームの効果をさらに高める
マッサージと併用することでアイクリームの効果がさらに発揮されます。有効成分が浸透しやすくなるだけでなく、肌への摩擦も減らせて効率的にお手入れできます。アイクリームの正しい使い方と塗り方で詳しく解説しています。 また目を温めると、筋肉や血管をゆるめて血の流れが良くなります。蒸しタオルをあてたり、熱湯を注いだマグカップの湯気を利用するのもおすすめです。じっくり温めてからアイクリームを塗ると浸透率がグンと高まります。
毎日のケアで疲れ目対策
残念ながら即効性のあるアイクリームはほとんど存在しません。しかしお手入れを習慣化すれば、疲れ目の悪化や再発を防ぐことができます。数年後も若々しい目元でいるためには、継続することが何より大切です。目の疲れは、その日のうちにアイクリームで取り除きましょう。 もちろんスキンケアだけなく、これ以上目を疲れさせない努力も必要です。就寝前にスマホを見るクセをやめる、パソコン作業は適度に休憩をはさむ、など目を労わる配慮も忘れてはいけません。