赤くて痛いしこりニキビの治し方

しこりニキビ

大抵のニキビは炎症が治まれば次第に小さくなり、最後は綺麗に治ります。

しかし、手で触れたり、何かとこすれたり、炎症が強かったりすると、ニキビ(毛穴)の内部で傷ができます。その傷を癒すときに、「繊維組織」という物質が傷口を結合するために生産されます。この「繊維組織」の生産が過剰になると、しこりのように膨れ上がります。これがいわゆる「しこりニキビ」です。

しこりニキビが赤くて痛い理由

通常のしこりニキビであれば、傷口が癒えるとともに「繊維組織」が減少していき、しこりも小さくなっていきます。最終的にはニキビとともに綺麗になくなります。

しかし、しこりニキビに刺激を与えたり、潰そうとしたりすると、傷が悪化します。真っ赤に炎症を起こして、痛みを伴います。しこりニキビが赤くなり、痛いと感じる理由はここにあります。

赤くて痛いしこりニキビは早期の治療が望ましい

問題は、この状態まで悪化すると、自然に治癒する可能性が低くなることです。しこりニキビのことを医学用語で「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」と言いますが、これより悪い状態を「ケロイド」と言います。ケロイドの特徴は①真っ赤②痛みを伴う③周囲に広がるという3つです。

ケロイドの疑いがある状態になったら、一日でも早く皮膚科での治療が必要です。自然に治癒することはありません。放置しておけばそれだけ悪化するだけでなく、周囲にも広がっていきます。皮膚科では内服薬のほか、ステロイドを使用した治療が一般的です。

もし、赤くて痛いしこりニキビがあるけど、まだケロイドっぽくはないなと思うのであれば、傷口の回復を早めるための努力を行いましょう。難しいことではありません。以下の3つのことを行うだけです。

  1. ビタミンCを中心に栄養バランスの良い食事をとる。
  2. 夜10時から深夜2時までの時間帯を含む6~8時間ほどの睡眠をとる。
  3. 肌の乾燥を避け、潤いを保つ。

これらは一般的なニキビケアと同様のことです。炎症を鎮めて、ターンオーバー(皮膚の再生)を正常化させるための基本です。

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一日も早く、しこりニキビがなくなりますように。