ニキビ跡のしこりを自宅で治す方法

自宅

ニキビが治ったのに、ニキビ跡が赤く大きくふくれあがり、しこりができたら注意が必要です。

自然治癒で綺麗になる可能性もありますが、状態によっては皮膚科での治療が必要になります。どういう状態が危険なのかを自分で判断するのは難しいですが、以下の3つがあてはまったら危険なのは間違いありません。

ニキビ跡のしこりが危険な状態かどうかの判断基準
  1. 1週間以上しこりが消えない。
  2. 赤みが強い。
  3. 周囲に広がっている。

以上の3つ全て当てはまっていたら、自然治癒の可能性はかなり低いです。今すぐに皮膚科に向かいましょう。

本ページでは ニキビ跡にできるしこりを治す ために、次の3つを解説していきます。

  1. なぜニキビ跡にしこりができるか
  2. 自宅でニキビ跡のしこりを治す方法
  3. 皮膚科で行われるニキビ跡のしこり治療

なぜニキビ跡にしこりができるか

 ニキビ跡のしこりは、皮膚内部にできた傷を癒すための「繊維組織」の固まり です。繊維組織とは傷口くっつけるボンドのようなものです。これが、過剰に分泌されて、しこりのように大きく溜まってしまうのです。

本来は適切な量の繊維組織が分泌されますが、ニキビの炎症が長引いてダメージが大きかったり、外的な刺激で傷ついたりすると過剰に分泌されます。

だからニキビをできるだけ早めに治るように適切なケアをしていれば、ニキビ跡にしこりができるのを防ぐことができるでしょう。

自宅でニキビ跡のしこりを治す方法

もしニキビ跡にしこりができてしまったら、自然治癒能力を高めることに専念しましょう。具体的には次の3つです。

自然治癒能力を高める秘訣
  1. 栄養をしっかり補給する。
  2. 保湿を徹底する。
  3. 夜に十分な睡眠を取る。

肌の修復にはビタミンCが最も効果的です。できれば一日3回の食事で毎回野菜を食べるようにしましょう。毎回野菜を食べる理由は、一度の食事で摂取できる栄養の量には限りがあるからです。

肌に適度な水分があることで、肌の再生活動が正常に行われます。乾燥していると再生活動は異常をきたします。日頃から保湿ケアを意識して行うことが大事です。

ニキビ跡のしこりにはジェルタイプの『メルライン』が最も効果的です。皮膚深層部への浸透力と持続力が液状タイプよりも優れています。また、外出時でも顔に塗りやすいのでお勧めです。
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傷の修復・再生活動は主に睡眠中に行われ、特に夜10時から深夜2時に最も活発化します。夜10時きっかりに寝る必要はありませんが、できるだけ夜更かしをせず、十分な睡眠時間を確保しましょう。

皮膚科で行われるニキビ跡のしこり治療

もし1週間上しこりが消えない場合は、一度皮膚科で診察を受けてください。しこりが治らない場合、「ケロイド」と呼ばれる状態に悪化している可能性があります。

厳密にどの状態からケロイドと呼ばれるか、明確な区分はありません。しかし、真っ赤になって周囲に広がるのがケロイドの特徴です。そして、ケロイドは自然に治癒することはありません

皮膚科での治療
  1. ステロイド
  2. レーザー照射(自費診療)
  3. ケミカルピーリング(自費診療)

一般的にはステロイドを用いた治療が行われます。健康保険が適用されるので、それほど費用はかかりません。

自費診療としてレーザー照射とケミカルピーリングという選択肢もあります。どちらも皮膚に意図的にダメージを与えて、しこりを強制的に取り除きます。一時的にひどくなったり、色素が沈着したりするリスクもあります。また定期的に治療が必要になり、医療費も高額になる可能性もあります。

皮膚科での治療を受ける際は、まず自分の肌の状況を説明してもらい、 どの治療法が最適なのかしっかりと理解することが大事 です。

一日も早く、そして安全にニキビ跡のしこりを治しましょう。