しこりニキビの切開手術と予防法

手術

初期のしこりニキビであれば自然治癒が見込まれるので、よけいな刺激を与えず普通の生活を送っていれば自然に治ります。しかし1週間以上しこりがなくらなかったり、真っ赤になって大きくなって来たら皮膚科で適切な医療処置を受けなければなりません。

皮膚科では主にステロイドを使用した治療が一般的ですが、以下に挙げる選択肢もあります。

  1. ケミカルピーリング
  2. レーザー照射
  3. 切開手術

ケミカルピーリングやレーザー照射による治療は比較的認知されているのでさほど心配はないでしょう。ただ「切開手術」はその名の通り、皮膚を切り開くので何かと不安要素があると思います。そこで今回はしこりニキビの切開手術について解説します。

切開手術によるしこりニキビの治療

しこりニキビを切開手術で取り除く場合、まずどの程度の大きさのしこりが内部に埋まっているのかを 超音波で検査 します。表面上小さく見えても、実際には結構大きかったりするので、当初の予想より広めに切開することもあります。

切開手術なので 傷跡が残る可能性 もありますが、そのリスクを低減するために顔のシワに沿って切開するケースが多いです。麻酔を使うので手術中の痛みはありません。手術時間は数十分から1時間ほどかかるかもしれません。しこりが取りやすい位置・形状かどうかで時間は変わります。

切開手術の後は時間をあけて抜糸や確認をするために何度か再診する必要があります。

具体的な手順については医療機関によって異なるので、詳細を知りたい方は最寄りの皮膚科に問い合わせてください。切開手術がベストな選択とは限らないので、担当医としっかり話し合うのが良いでしょう。

手術費用について
手術は保険が効きくので自己負担は3割りで済みます。そのため大体1~2万円ほどですむでしょう。

しこりニキビの予防が一番大事

手術が必要なほど悪化する前に、できるだけ早期にしこりニキビを治すのがベストです。そして何より、予防することが大事です。

しこりニキビの予防ポイント
  1. 刺激を与えない。
  2. 肌を乾燥させない。

しこりニキビはニキビ内部で傷がつくことで「繊維組織」がたまっていくことが原因です。過度に刺激を与えたりして、傷が大きくなりすぎると回復が間に合わずに大きなしこりとなってしまいます。

そして肌が乾燥すると肌のターンオーバー機能が低下して、跡が残ったり治るのが遅くなります。だから日頃から保湿を心がけることが大事です。

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