ニキビができるのは10代の学生時代だけではありません。社会人になってからもニキビを経験するのはよくあることです。若いころにできたニキビが完治せずにずっと残っていることもありますし、大人になってから初めてニキビができる人まで様々です。
アメリカのアラバマ大学の調査によると20代の男性の43%が、30代の男性の20%がニキビを経験したという結果が出ています。ニキビができると自分に自信がなくなりネガティブな気分に陥りがちになるため、早急に対策を取ることが大切です。ニキビ治療の商品は数多く市販されているので、ニキビに関する知識をつけて適切なケアを行うことが重要になります。
ニキビの原因についての間違った説
ニキビの原因は昔から人々に論じられてきます。しかし、「ポテトフライやハンバーガーなどのファストフードを食べるとニキビができる」といった怪しい説が広まっているのも事実です。
実際、ニキビの原因は複雑であるため一つに特定することはできません。遺伝的な性質が原因となっている人もいるし、ホルモン分泌や睡眠不足、ストレスが原因となっている人もいます。
思春期はホルモンが過剰、大人は生活習慣が主な原因
色々考えられる原因の中でも、特に注意すべきものがあります。10代の思春期の男性であれば、男性ホルモンの過度な分泌がニキビの原因として疑わしいと言えます。男性ホルモンが増えるパターンは決まっており、だいたいは「スポーツなどの激しい競争に参加する」か「異性から性的刺激を受ける」ことによってホルモンが一時的に増加します。このホルモン変化によって顔の皮脂の分泌が急増し、ニキビへと変わるケースが多くなっています。
20代以降の男性であれば、男性ホルモンよりもむしろ生活の乱れがニキビに大きく影響します。大学生であれば夜更かしで睡眠が不足しがちですし、社会人であればお酒などによって食生活が今までとは大きく変わってきます。また仕事を始めると人間関係のストレスが大きくなるため、ストレスによるニキビも増えてきます。
原因によって変わるニキビの適切な治し方
原因がわかれば、解決策を生み出すことは簡単です。
思春期の男子はホルモンを抑えよう
まず、10代の男で見られるような思春期のニキビであれば、過剰なホルモンを抑えることがポイントになります。運動系の部活動をしている男性は活動を辞めるのは難しいため、食事内容を変えていくことが大事です。男性ホルモンを抑えるのに有効な食品は大豆食品で、大豆・豆腐・納豆などがオススメです。大豆にはイソフラボンと呼ばれる女性ホルモン様物質が含まれているため最適です。他に亜鉛が含まれる牡蠣やナッツ類も良いでしょう。
もう一つの対策法は、性的刺激をなるべく見ないことになります。テレビやドラマなどを見ていると、きわどいシーンを流している番組もありますが、露出の高い異性の姿をなるべく見ないようにすることが大切です。18禁と呼ばれるジャンルの映画やテレビは性的な刺激が特に強いので避けるべきでしょう。
大人のメンズは生活習慣を見直そう
大人のニキビであれば、生活習慣の見直しがポイントになってきます。特に重要視すべきはストレスの軽減です。仕事をしている限りストレスはつきまとうものですが、ストレスと上手く付き合っていく方法を見つければ一生役に立ちます。
ストレス解消におすすめしたい方法は、呼吸のトレーニングを行う瞑想や武道です。呼吸をコントロールすることで自律神経を整え、ストレスを減らす効果が期待できます。他に好きな音楽を聞いたり、妄想に浸るなど様々な方法論がありますが、いつでもどこでもできる方法を編み出しておくことがコツとなります。