しこりニキビを皮膚科で治療する際の注意事項

皮膚科

なかなか治らないしこりニキビができたら皮膚科で治療することをお勧めします。その理由として、しこりニキビが悪化してケロイドになっている可能性があるからです。ケロイドといわれる状態では自然に治癒することがないため、皮膚科で治すしかないからです。

しかし、皮膚科で治療する際は副作用があるかもしれないことに注意しなければなりません。

しこりニキビの原因と治療法でも紹介していますが、一般的に皮膚科では「リザベン」という内服薬やステロイドを使用した治療が行われます。このリザベンという飲み薬はしこりニキビの症状を抑えたり、痛みを抑えたりする効果があります。

問題はステロイドです。ステロイドはボディビルダーが筋力増強のために使用するほか、様々な皮膚病の治療に用いられることで有名です。しかし一方で重大な副作用を引き起こします。

ステロイドの主な副作用
  • 皮膚が薄くなり血管が浮き上がる
  • 体質に合わないとニキビが悪化する
  • 風邪にかかりやすくなる
  • 骨がもろくなる(骨密度の低下)
  • 動脈硬化、高血圧、血栓ができやすくなる
  • 糖尿病になりやすくなる
  • 脱毛や生理不順などが起こる

ステロイドを使用したボディビルダーが重大な病気を抱えて入院したり、手術をしたりするケースは多々あります。ハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツネッガーやシルヴェスター・スタローンもステロイドの副作用に悩んでいるという噂はあまりにも有名です。

もちろんステロイドを適切に使用すれば、こうした副作用の危険性は抑えることができます。 しこりニキビを皮膚科で治すために人体に大きな影響を与える薬を使用するならば、しっかりと医師の説明を聞いて、用法・用量を正しく理解して使用しましょう。