肌のお手入れに化粧水を取り入れている人は多いかと思いますが、化粧水の正しい付け方ってご存知ですか?せっかく有効成分たっぷりの高級な化粧水を使っていも、間違った使い方であれば無意味になってしまうのです。きちんとした化粧水の付け方をマスターすれば、あなたの肌はもっと健康的になるはずです。
今回はスキンケアの要ともいえる、化粧水の正しい使い方について焦点をあてていきたいと思います!
コットンか手のひら、どっちで付けるべきか
化粧水の付け方は、手で付ける方法とコットンで付ける方法の2種類があります。手で付ける場合はコットンよりも刺激がなく、手で温めることでより浸透させることができるメリットがあります。それに対しコットンは衛生的に使え、使用後は肘や膝などにも使用できます。
手で付ける場合
まず化粧水に記載されている1回量を手のひらに広げます。おでこ、こめかみ、頬と広い部分から順に、顔を包み込むように付けていきましょう。全体に馴染んだら再度化粧水を手に取り、今度は目元や小鼻など細かい部分を中心に付けます。軽くハンドプレスしながら2~3度繰り返し、手のひらに吸い付くような感触になれば完了です。
コットンで付ける場合
少量で済まそうとすると肌を傷つけるため、必ず化粧水を十分に含ませてください。人差し指と薬指、または小指でコットンを挟んだら、顔に優しく馴染ませていきます。内側から外に向かって、細かいところまで丁寧に付けていきましょう。その都度化粧水を追加して、肌がしっとりするまで2、3回繰り返します。
化粧水を付けるときの注意ポイント
ここで注意すべき点は、化粧水だけで肌のお手入れを終わらせないことです。化粧水を付けた後の肌は乾燥しやすく、肌のうるおいも同時に蒸発させてしまいます。肌に馴染んだのを確認したら、すぐに乳液やクリームなど油分で皮膚の表面を保護してください。ミストタイプの化粧水を使用する場合も必ずフタをしましょう。
また肌を軽く叩きながら浸透させる「パッティング」は、化粧水の馴染ませ方としてポピュラーですが、やりすぎると肌を傷める原因となります。血行促進などの効果もありますが、肌の弱い人は毛細血管を傷つける可能性もあり、あまりお勧めできません。
そして化粧水は一度にたくさん付けても肌の水分量はアップしません。間隔を置いて何度かに分けて重ね付けした方がいいでしょう。乾燥がとくに気になる場合は、コットンやシートマスクに含ませてパックするのも効果的です。長過ぎるとかえって乾燥させるので必ず3分程度を目安にしてください。
コツをつかんで効果100%!
健康な状態であればコットンで化粧水を付けても問題ありませんが、顔の皮膚は非常に薄く、ちょっとした刺激でも肌にとっては大敵となります。角質が傷つくと乾燥しやすくなり、肌の老化を早める原因にもつながるため、肌荒れしているときは手で付ける方法がお勧めです。拭き取り化粧水を使用する際は、できるだけ高品質のコットンを選ぶようにすると刺激が抑えられます。
せっかく毎日お手入れしているのに、知らず知らずのうちに肌を悪化させていたとしたら悲しいですよね。裏を返せば、化粧水の正しく付けるだけで今まで以上に肌の調子が良くなるかもしれません。一番のコツは優しくすることです。じんわり肌に浸透させるイメージで馴染ませることで、よりしっとりとした肌になります。それさえ気をつければ誰でも簡単にできるので、ぜひとも今日から試してみてください。